兵庫県立美術館
兵庫県を代表する美術館の左官工事に、携わることができました。「兵庫県立美術館」はコンクリート打ち放し建築で有名な安藤忠雄氏の手がけた建築物で、求められるグレードも高く、苦労が多い反面、大きなやりがいを感じることのできた工事でした。
1万㎡以上もある広大なコンクリートの壁に、左官職人がコツコツと化粧を施していきます。左官工事というよりは、アート作品を作るような気持ちで、作業を進めました。
左官の難しい技術のひとつに、「ピン角」があります。壁面などの直角部分を尖らせ、シャープで美しい見栄えにするというものです。この美術館の壁もピン角の指示があり、当社のベテラン職人が匠の技をふるいました。